お灸とは?
お灸は中国伝統医学の治療法のひとつ。2000年以上の歴史があり、その安全性が確立された自然療法です。
「お灸」は体の各所に点在する「ツボ(経穴)」を温めることで、決行改善、健康増進、病気の予防に役立てる自然療法です。
お灸は人間だけではなく、動物の治療にも長く用いられてきました。牛・馬、狩りに使われる鷹まで、身近な動物にお灸を用いた治療を行なった記録は多く見られます。
そして現在、お灸の良さが改めて見直され、動物病院でも犬にお灸や指圧を行うところが増えています。
お灸は犬への負担が少なく、手軽に行える自然療法として、現在注目されています。
なぜお灸が犬にも良いの? | 注目される3つの理由
犬にとってお灸はメリットが大きい自然療法です。
1:温熱効果で血行促進
お灸の熱を体に当てることで、血行が促進されます。血流が促進されると、体の隅々まで必要な栄養や酸素が届きやすくなります。
2:温熱効果でリラックス、ストレス解消に
温熱効果で冷えた体も温めることができます。
体が冷たいとなかなか眠れない。でもお風呂に入って手足がぽかぽかすると、心地よく眠れる。そんな経験はありませんか?
犬も体温が上がると精神がリラクックスし、緊張がほぐれます。そのためお灸は、ストレスケアにも効果的です。
3:体にある内臓とつながる「ツボ」を温めて体調管理
ツボ療法の基本の考え方は「内臓とつながるツボを刺激し、調子を整えること
例えば、胃腸の調子が悪い場合はそれと繋がるツボを刺激することで、その働きを整え正常に近づけると考えます。
愛犬の抱える体の悩みに合わせて選べるのがツボ療法の大きなメリットです。
現代のお灸は犬に優しい
お灸は熱くて苦しいものだと思っていませんか?大丈夫、現代のお灸は安全でスマートです。
熱さを我慢する必要も、火傷の心配も不要です。
「愛犬のためのはじめての指圧・お灸講座」では、犬に安心して使用できる「棒温灸」の使い方を学びます。
犬の体に直接触れず。温度調整も可能な安全性の高いお灸です。
WHO(世界保健機関)も認めたお灸
世界保健機構(WHO)が「鍼灸(しんきゅう)療法を受けるのが適切である」として、有効性をある程度認めた疾患リストを公表しています。
その中には下痢、便秘、膀胱炎、尿道炎、喘息といった犬に身近な疾患も多く含まれています。
WHOが公表した疾患リストはこちら。
愛犬の健康管理に「お灸」を。
犬の健康管理にお灸を取りれたい、お灸を基礎から学んでみたい。
そんな飼い主さんのご要望にお答えして
- 犬にお灸を行うための基礎知識
- 犬におすすめ体調管理のツボ
- お灸の扱い方
を初心者向けにわかりやすく講座にまとめました。
ぜひお灸を学び、愛犬を病気から守りましょう。